絵手紙は楽しい

Part-9

 

 先日のパルコ9階での展示会で中島さんが出品した2点の作品をホームページで掲載させていただきました。

 ところで、絵手紙は通常、絵と言葉と落款からなっています。描いた絵と書いた言葉のコンビ「絵手紙(えてがみ)」になるのです。

 今回は絵手紙の中の「ことば・文章」についてうんちくを一発。

 実は私もそうですが、絵手紙は絵を描いても、この言葉が書く段になって、なかなか出てこないことがあります。一生懸命考えすぎると、まったく浮かばない、、、。

 掲載の絵手紙で「なんの鳥だかわかりません」はこれ面白い、たぶんこの絵を描いてどんな言葉を書こうか困った末に。正直に「なんの鳥だか・・・・」となったのかな。困った末に面白い絵手紙

が出来上がりました。

 

 逆に、絵がたいしたことなくても、気の利いた、エスプリの利いた言葉を付けると大変喜んでもらえるケースもある。

 わたしにはそんな言葉は少ないが誉めてもらって今でもよく覚えている絵手紙もある。

 「鯵のひらき」を描いた絵手紙で「腹を割って話そうじゃないか」とか 「柿をもらったお礼」にもらった柿を描いて「カラスにもひとつ残してやってください」も褒めていただいた。  またリンゴ二つをくっつけて描いた絵には「お尻合いになりました」などもよかったかなと思っている。

 

 作品を寄稿していただいて、適当なことを書いたが、わたしも最近言葉どころか絵手紙そのものにすっかりご無沙汰している。そろそろ正月だ、なにか書かなくちゃ・・・。

 

 絵手紙:中島冨美  拙文:竹原