イレブン絵仲間 初めてのスケッチ行「日比谷公園でスケッチ散歩」

 

 この間このホームページに掲載した「コロナ散歩の絵手紙」のような小作品の絵を描いてみたいという人が集まって、11月8日、4人で日比谷公園にスケッチに行った。それほどいい天気でもなかったが、暑くもなく、寒くもなく午後からは陽差しも出て、まずまずのスケッチ日和だった。また公園は日曜でかえって客も少なくスケッチには好都合だった。

   園内を少し歩いて、老舗洋食店「松本楼」の付近に来た時は11時ころ、すでに店の前には長い行列ができていた。少し早いが、この列に並んで名物のカレーでランチをすることにした。ほどなく案内された席は客が多くて、希望のテラス席には行けなかったが、室内の席でもさすがにいい雰囲気だった。味は何となく「レトロ」なカレーという感じだった。

 腹を満たして、さっそくスケッチだ。松本楼の前のベンチのある小さな広場で制作開始。

 レストランの前の銀杏の巨木は「首掛けイチョウ」と言って樹齢推定400年以上とされ、かつては現在の日比谷交差点付近にあったが、明治34年(1901年)、日比谷通りの拡幅工事に伴って伐採されようとしていたが、この木を本多静六(日比谷公園の設計者)が多くの反対を押し切って「私の首をかけよう」と強く主張して移植して救ったのがその名の由来である。

 みんな、松本楼を背景にこの木を描いたが、レストランと木がゴチャゴチャとなって、最初のスケッチにしてはちょっと難しかった。

 広い日比谷公園だが、本日のお絵かきはここだけ、1~2枚でお終いにしたが、初めてのことゆえ「今日はこの位で勘弁してやろう」と公園を後にした。

 

絵は誰でも描けます。どれがいいということもない。我を忘れて夢中になって時を過ごせば楽しいし、結果としてそれぞれの個性で面白い絵ができる。ひとりではなかなか画帳を広げて描くのは大変だが、みんなでやれば怖くない。

 スケッチ行は描画だけではないいろんな楽しみがある。

 さて、次ぎはどこに行こう。誰でもできます。ご一緒しませんか。

2020年11月8日 竹原投稿