絵手紙は

楽しい 

  

 6月の終わりごろ、話題の「千年の苑ラベンダー園」の嵐山町に行って来ました。広大な自然豊かなエリアでさまざまな種類のラベンダーを眺め、香りを感じて楽しみました。そして、摘み取って少しだけラベンダー畑の余韻を持って帰りました。帰ってから思いついて久しぶりにこのラベンダーを絵手紙に描いてみました。

 

 

 ラベンダーは「ハーブの女王」、その香りが持つリラックス作用には安眠効果、抗菌作用などさまざまな効能があるといわれています。ところで、日本にも、昔から香りを楽しむ文化があります。日本の「お香を焚く」のも一種の「アロマテラピー」、心身の浄化、孤独感の払拭などの精神的効果を求めています。また、消臭のため、線香をたくのは異臭のマスキング効果や虫の嫌がる蚊取り線香も匂いの利用でしょう。さらにおふろに入れる菖蒲も一種のアロマテラピーで菖蒲の精油成分(菖蒲の香りに素)の効果で自律神経を安定させる効果があるそうです。

 

 

 絵手紙はハガキに描くだけじゃなくて、扇子や団扇に描いて使うのも楽しい。夏の風物、風鈴や金魚鉢や夏の花、ひまわりや、山の風景も洒落ている。

 最近の「ひまわり」に関する話題を2つ。「ひまわり」といえばウクライナの国花、ウクライナ女性がひまわりを持って抗議する写真がロシアのウクライナ侵攻の抵抗のシンボルとなっている。ソフィア・ローレンの名画「ひまわり」もウクライナで撮影されたとか聞いたことがある。

 もうひとつは最近はなんでも大谷翔平に関連付けて報道されるが、昔から大リーグの選手がベンチでひまわりの種を食べる姿が見られたが、たいていは口の中で殻を割って、その殻をベンチでペッ、ペッと吐き出してまき散らすのが普通だが、大谷翔平は紙コップを持ってその中に吐き出すそうだ。しょうへいは何をするのも優等生。偉い。

 

 絵手紙はトマトが赤いからと言って、丸いトマト全体を真っ赤に塗りつぶしてはいけない。白い紙の部分を残して、光の感じをだしたり、絵の具をかすれさせて、立体感や凸凹感を出す。ヤマトウリの凸凹感はうまくいったかな。ただ紙(画仙紙)の種類によってはうまく擦れなかったりいろいろあって、自分の描き方に合った紙質を選ぶ必要がある。

 

 仲間と一緒に遊んで、話していればボケは来ません。シニア仲間はボケ防止仲間です。

 仲間意識は人間だけでしょうか?人間以外ではゾウが最も仲間意識のある動物だそうです。具合の悪い仲間に寄り添ったり、死んだら仲間が砂をかけて埋葬のようなこともするそうです。

 絵手紙作:中島冨美、編集:竹原